国家使命
     
  この作品は 2004年の春ころ四川省で撮影されました。
 TVで放送されたのは、中国で初の宇宙有人飛行を成功させたあのころだったと思います。
 国家のために風洞という装置を開発する人たちのドラマです。
 風洞って言葉も初めて聞きましたが、ドラマの説明を見ると
 人工的に気流を作って飛行物体、たとえば飛行機、ロケットなどの
 飛行状態をテストする筒型の装置のようです。
  風洞のような試験装置ができれば、事故も未然に防ぐことが出来るというわけです。
 
 1964年、宋朝と伍岩松ら学生たちは、分けもわからぬまま列車に乗せられ山奥に連れて行かれます。
 風洞の開発に必要な優秀な人材を軍が集めたわけです。もちろん彼らも国のために尽くしたいと望んでのことですが。
 宋朝と伍岩松を中心に、風洞の開発に取り組むわけですが、
 一言で言うと、宋朝は現実主義者、伍岩松は理想主義者。
 2人とももともとはいい友人なのですが、研究開発に関してはまったく対立してしまいます。
 宋朝は1年半後には風洞を完成できると言い、逆に伍岩松は世界一の風洞を作る自信がある。
 でもそれには時間がかかると。開発を急ぐ国家的にはやはり宋朝の案を採用し、開発にあたらせます。
 そのサブ的立場に伍岩松をつけますが、岩松は面白くなく、反発するばかり。
 伍岩松は華僑で西洋育ち。(ヴァイオリンまで持ってるし。)祖国に貢献するために戻ってきたという経歴の持ち主ですが、
 現場タイプというよりはやはり研究者タイプなのでしょう。
 周りから嫌われる岩松ですが、一人、司令員の丁金龍だけは彼の才能や考え方を尊重してくれます。
 優秀なやつには変わり者が多いもんだ…とね。
 
 年をとるごとに性格も丸くなってきた伍岩松ですが、結局は金龍山から去り、北方大学の研究室に戻ります。
 そのころ伍岩松の開発した案が採用されようとしていましたが、新しい次の世代の
 若者たちが伍岩松を超える設計を完成させ、採用されることになったのでした。



今のところ画像はここまで。
この伍岩松の相手役の小艶も
伍岩松のよき理解者でしたが、
事故で亡くなってしまいます。

とりあえず画像は第一集まで。
次回更新を待っててください。
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